2012年05月23日

---宮沢賢治童話集---




HL_北出祐美子さん.JPG


子供の頃、私の実家に朗読レコード付の
『宮沢賢治童話集』がありました。
ちょうどLP盤が入る位の大きさで、
きれいな挿絵がはいったかなり立派な本です。

童話の朗読は、宇野重吉、米倉斉加年、長岡輝子・・・
などのなんとも味わい深い名優達。
ほんの5・6歳の子供の私でも夢中になり、
親にせがんで毎晩このレコードを聞いてから眠っていました。

宇野重吉の語る「注文の多い料理店」は、
山奥に猟に来て獲物を狙うはずの紳士たちが、
結局自分達が山猫の獲物になっていたというお話。
何度聞いてもドキドキしました。

少し知恵おくれの少年けんじゅうが主人公の「けんじゅう公園林」。
まわりに馬鹿にされながらも、
日当たりが悪い土地に杉苗を植え、
一生懸命育て、
やがてりっぱな美しい杉林となり、
みんなの心を和ませる公園になったというもの。
長岡輝子の東北弁の温かくやさしい語り口に
子供心にも何だか切ないような気持ちにさせられたものです。

宮沢賢治の童話は
とても奥が深いメッセージが込められていると思います。
機会があれば、もう一度この童話集を読み返してみたいです。



posted by サンクレストホームズ at 15:30 | 北出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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